準天頂衛星システム「みちびき5号機」/H3ロケット8号機打上げ
鹿児島県霧島市からの眺望
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「泣けない人(不思議な入金編)その4」
守叔父さんからは、会社の所在地を聞き出すことができなかった。
通帳に記載された「給与 * カ) サトウシステム」を元に調べることにしよう。
宿に戻り、ネットで「サトウシステム」を検索した。
ここ数日間、守叔父さんは「システム」を省略して、「サトウさん」と言っていたため、「サトウ」だけでは、会社の所在地を突き止めることはできなかった。
「(仮名)株式会社 佐藤システム」と入力して検索すると、全国でも少数に絞り込む事ができた。
東京23区内には数件あり、最も近いものは守叔父さんの家の最寄り駅からから2駅離れた所にあった。
住所を元に、その会社の業種を調べると「運送業」であった。
守叔父さんは以前、運送業を経営していたことは知っている。
また、その会社を株式会社へ移行するにあたって、共同経営者と揉めたような話しも聞いていたが・・・。
共同経営者との関係がうまく修正できたと仮定した場合の話しであるが、無事に株式会社に移行して、会社から給料を受け取ることにしたのだろうか?
それとも、乗っ取られたうえで、社員として雇用されているのだろうか・・・?
「ダメダメ、
サトウサン、ワルイ。
アンタ、ダマサレル。
アブナイ。」
(ダメダメ、
サトウさん、悪い。
貴方、騙される。
危ない。)
と言う守叔父さんの言葉をどの様に理解すれば良いのだろうか・・・?
もちろん、給与を受け取っている会社を「危ない会社」と言うのは変である。
認知症の可能性の高い守叔父さんを雇用して、給与を払う会社も変である。
よっぽど奇特な経営者でなければ、仕事のできないであろう守叔父さんに対して給与を支払う事はないだろう。
「(仮名)株式会社 佐藤システム」を訪問し、会社の人にヒアリングをかけて、守叔父さんの状況を聞かせて貰う必要があると思うが・・・。
どうしよう・・・。
一人で悩むことではないだろう。
豊治叔父さんやめぐみ叔母さんへの報告をして、判断を委ねようと考えた。
(つづく)
「泣けない人(不思議な入金編)その3」
銀行口座への入金は「カ)サトウシステム」からの給与以外には無くて、月毎の収支はマイナスで、数カ月後には口座残金が「ゼロ」になりそうな感じである。
別途、預貯金があれば良いのだが・・・。
月に一度、給与の半額位である十数万円のまとまった出金記録があった。
「騙された!」と言える位の金額ではあるが、定期的な出金であり、給与直後の月末のタイミングであることから、家賃や光熱費の支払いのための出金であると考えると妥当な金額だと思われる。
そのため、この通帳には「安西さん」に関係するお金の情報は無いと予想される。
一通り、見終えると、もう一度、通帳を見せて貰えないかもしれないので、念のために、
「写真撮って良い?」
と尋ねることにした。 守叔父さんは、
「ドウゾ。」
と快諾してくれたので、通帳を撮影する事にした。
撮影し終え通帳を返すと、守叔父さんはすぐさま通帳をキャビネットに戻し、キャビネットの鍵をしっかりと締めた。
鍵をキチンと締めるってことは、通帳だけでなく他にも大事なものが入っているのかもしれないな・・・。
キャビネットの開閉は短く、中身は良く見えなかったが、通帳以外の物も入っているようだった。
詐欺被害の有無をハッキリするには、今後、またこのキャビネットの中を見せてもらわなければならないと考えた。
見せてもらった通帳は、守叔父さん個人名義のものであったので、会社名義の物も別途あるかもしれない。
可能性は低いと思うが、「カ)サトウシステム」という会社そのものが守叔父さんの会社である、または、以前経営していた会社の可能性もあり、現状ではその可能性を否定できない。
まずは、守叔父さんに聞いてみることにした。
「サトウシステムって、何処にあるの?
ココから近いの?」
すると、守叔父さんは、
「ダメ、アンタダメ。
サトウサン ワルイ。
チカヅク、ダメ!」
(だめ、貴方ダメ、
サトウさん、悪い。
近づく、ダメ!)
と言った。
「何がダメなの?
叔父さんが、
どんな所で働いているのか
知りたいだけだよ。
教えてよ。」
と伝えるものの、
「ダメダメ、
サトウサン、ワルイ。
アンタ、ダマサレル。
アブナイ。」
(ダメダメ、
サトウさん、悪い。
貴方、騙される。
危ない。)
と言った。
給料を受け取っている会社に近づく事を拒否するのはなぜだろう・・・?
良からぬ事業をやっている会社なのだろうか・・・?
守叔父さんから聞き出せなくとも、社名だけは分かったので調べることができるだろう!
(つづく)
「泣けない人(不思議な入金編)その2」
守叔父さんの家に帰り着いた。
「安西さんに騙されたのを調べる為に、
銀行の通帳を見せて。」
とお願いした。すると、守叔父さんは、
「ツウチョウ?」
(通帳?)
と先程と同じ様に少し戸惑いの表情で言った。それほど時間が経ってないのに、忘れてしまったのだろうか?
「銀行のお金を書いたやつ。
こんな形のやつ。」
と、先程と同じ様に、指で横長の長方形を描きながらと言い直すと、
「アア、ワカッタ」
(ああ、分かった)
と思い出してくれた様だった。
パソコンの置かれた事務机の横には、金属製の二段引き出しのキャビネットがあった。
その中に通帳があるようだ。
施錠されているようで、ポケットから鍵を取り出し開錠し、上段を引き出した。
一番手前に通帳が入っていた。守叔父さんは取り出して、
「コレ?」
(これ?)
と言った。
「そうそう、それ!
それを見せて!」
と伝えると、
「ハイ、ドウゾ。
アンザイヲツカマエテ!」
(はい、どうぞ。
安西を捕まえて!)
と言って、通帳を手渡してくれた。
自分のものではない通帳を見る事には少しだけ抵抗があったが、守叔父さんの事を理解するためにはやむを得なしと考えて目を通すことにした。
見ることのできるチャンスはこの一度だけかもしれないと覚悟して、少し緊張しつつも冷静にページをめくった。
一通りザッと目を通すと、見開き一面と次の見開き一面の半分の計3ページに記帳されたものだった。
1ページ目の最初の行の日付を見ると三か月前に繰り越されたばかりの新しい通帳であることがわかった。
繰り越された金額は、数十万円程であった。
月毎の定期的な入出金が数件と週一程度の不定期な出金が記録されていた。
「給与 * カ) サトウシステム」と言う入金があった。
「給与」と言う入金があるって事は、働いているってことだ!
金額は9月分、10月分、11月分共にまったく同額であり、首都圏のサラリーマンの平均月収程度の金額であった。
鹿児島と比較するならば、平均よりだいぶ高額な月収であった。
言葉が不自由な状態で、どの様な仕事をすればこの金額を稼げるのだろう?
通帳が切り替えられており、それ以前の収入の状況はその通帳だけでは分からなかった。
とりあえず、勤務先の社名が分かったので、職場を探す事もできるだろう。
サトウシステムとは、何処にある、どんな会社なのだろう・・・?
(つづく)
「泣けない人(不思議な入金編)その1」
昨日、包括支援センターへ行った。
守叔父さんについて相談すると、相談員(社会福祉士)の方から「認知症」であろう事を示唆された。
認知症であるならば、色々な疑問や想像が膨らむ。
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守叔父さんは、私の知らない「誰か」に助けられて生活しているのだろうか・・・?
もしも、「誰か」に世話を受けて生活が成り立っているならば、豊治叔父さんの言うところの「監視され、監禁されているかもしれない。」ではなく、「保護され、介護されているのかもしれない。」となり得る。
「誰」が助けてくれているのだろうか?
認知症で、仕事ができるのだろうか? もし、仕事ができているならば、どのような仕事をしているのだろう?
雇われているならば、どんな人が雇ってくれているのだろうか?
もしかして、雇用主が、守叔父さんを保護し、介護してくれているのだろうか?
現状、守叔父さんは維持費の高額な外国車を所持し、10万円超の賃貸マンションに住んでいるが、もし、仕事をしてないならば、それらの費用をどの様にして工面しているのであろう?
以前は、お金周りの良い時期があったようなので、預貯金が多少はあるのだろうか・・・?
京急川崎駅の直近のマンションに住んでいた事もあり、守叔父さん本人が購入して所有していたマンションの一室であったような・・・。
所有しているマンションから、なぜ、引っ越しをしたのだろう?
そのマンションを売却して、今の賃貸マンションに引っ越したのだろうか?
守叔父さん、本人の意思で引っ越ししたのだろうか?
そもそも、資産などやお金の管理を認知症で出来るのだろうか?
仕事にしても、日常生活においても、助けがなければ成り立たないような・・・?
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などと、次々に疑問が出てきた。
一週間ほど前に守叔父さんへ電話連絡した際には、お金がないと言っていた。
そして、お金がないという理由で、私の訪問を拒否したくらいだった。
色々な疑問や想像が膨らんでいくが、銀行の通帳を見ることができれば、それらのいくつかの疑問は解決できるだろう。
守叔父さんは、通帳を見せてくれるのだろうか?
米国メグミ叔母さんの夫であるマイク叔父さんからのアイデアで、「騙されているなら調べてあげるよ。 調べるために通帳を見せて。」と言えば、守叔父さんから通帳を見せてもらえるのではないかとの事。
試してみる事にした。
「叔父さん、騙されたって言ってるけど、
解決してあげようか?」
と伝えてみた。
守叔父さんは、私の言葉に吊られたように、
「アンザイ、ワルイ、ダマサレタ!」
(安西、悪い、騙された!)
と言った。
「安西さんに騙されているかどうか調べるには、
銀行の通帳が必要だよ!」
と言うと、
「ツウチョウ?」
(通帳?)
と少し戸惑いの表情で言った。
「銀行のお金を書いたやつ。
こんな形のやつ。」
と、指で横長の長方形を描きながらと言い直すと、
「アア、ウチニアル。」
(ああ、家にある。)
と分かったようだった。
「家にあるなら、家に帰って見せてよ!」
と伝えると、
「ワカッタ!」
(分かった!)
と言って、家に戻ることになった。
(続く)
ポンプ式のボトル入りシャンプーがなくなりそうだったので、買い物に行った。
いつもは、詰め替え用のパウチ容器入りを買うのだが、今回は、ボトル入りの容器と詰め替え用のパウチ容器入りの抱き合わせのお徳用セットと書かれたものを購入することにした。
理由は二つ。
1、詰め替え用のパウチ容器入りを2個買うのと比べて、お徳用セットの方が内容量も多く、金額も安かったから。
2、長年使っている容器が水垢でうす汚れており、近いうちに新調しようと考えていたから。
いつもより少し安く購入できたと思い、満足して帰路についた。
自宅に戻ると、早速、古いボトルに残った少量のシャンプーを新しく買ったボトルに移し替えようとした。
すると、まさかの事に気がついた。
な、な、なんと、ポンプ式のボトル本体のサイズが一回り小さく変わっていたのだった!
ボトル、詰め替え用のパウチ共に、サイズが変更されており、それぞれ減量となっていた。
容量としては、約2割減となっていた。
新旧の容器を並べて比べなければ、その差には気づかない!!!!
店頭で見た時には、まったく気づかなかった。
安く買えたと思い満足した時間は、1時間もなかった。
逆に、「騙された!」と少々憤りを感じたほどだった。
気づかぬ自分が悪いのだろうか?
もちろん、当然ながら内容量は〇〇mlと記載されている。
さすがに、その数字が変わるとは思いもしなかった。
詰め替え用パウチの容量が変わるならともかく、本体容器の大きさが変わるとは
考えもしなかった。
このような形で消費者を欺くような手法には納得いかないな・・・。
「お徳用」との文言には気を付けよう!
仮に詰め替え用パウチ入りを2つ購入し、新ボトルを購入しなかったとすると詰め替え用パウチの減量に気づくことができただろうか?
恐らく気づかなかっただろう。
反省を込めて、ここで、少し計算してみようと思う。
サイコロのような形状の立方体(縦、横、高さが一緒。)の場合。
一辺が 10 センチメートル のとき、10 × 10 × 10 = 1000 ミリリットル
900 ミリリットル(1割減)ならば、約 9.654 × 9.654 × 9.654。
800 ミリリットル(2割減)ならば、約 9.28 × 9.28 × 9.28。
500 ミリリットル(半分)ならば、約 7.937 × 7.937 × 7.937。
ちなみに、右のシャンプーのイラストは、左のイラストの 92.8 %(2割減)の大きさです。