2022年2月23日水曜日

「泣けない人」その2

2、Mission.1 いぶかしい旅費

 

豊治ぶんじ叔父さんから、銀行に旅費を振り込むから、銀行口座教えてとの連絡があり、連絡した後、わずか小一時間で、入金したよとの連絡。

なんだか、急を要する事なのだろうか?若干の焦りを感じた最初の瞬間であった。

まさか、この焦りが、どんどん両肩にのしかかり、自分が自分で無いような感覚にまで陥ることになるなんて、その時は、一切知るよしも無かった。

 

豊治叔父さんから入金連絡を受けてすぐ、銀行へ記帳しに行く事にした。

豊治叔父さんの早急な入金に、こちらも早急な対応が必要ではないか・・・?と思い、気持ち、心が先走っているような感覚さえ感じ始めた所だった。

 

記帳のラインプリンターの音が、ギコーとの音がやみ、シュッと出てきた通帳を見て、ちょっとだけ目を疑った。

入金35万円??? 確かに今しがた、〇〇円入金したとの声を聞いてはいるが、その数字は、僕の耳には届いていなかった。

記帳すればわかるから、再度聞き直す必要ないと思い、記帳で出てくる金額を楽しみにしていたのだが・・・。

予想外の大金。

鹿児島・羽田間の航空券の往復旅費プラス若干の支度金くらいが入金されるのだろうと予想していたので、まっ10万円プラスアルファ位だろうと思っていたのに、蓋を開けたら35万円、、、、。

なんだか、大変な仕事を二つ返事で引き受けてしまったのではないか?と少々、後悔し始めた時でもあった。

 

間違った金額を振り込まれているかもしれないし・・・。

多めに入った分を返送すべきだろうと思っている最中、

豊治叔父さんから電話がかかってきた。まもる叔父さんの家には、すぐには近づくなよ!って・・・?

何? 一体、なんだろう・・・? 訳がわからない。

 

守叔父さんの家に行くためには、下準備が必要だって言い出したのだ。

そのための費用が含まれているってことだ。

また、日当が一万円、そして20日分を振り込んだって言い出した。安否確認、様子伺いに20日間なんて掛からないだろう!!!!

 

なぜに、守叔父さんの家にすぐ近づいてはいけないのか?

疑問は、深くなる一方であった。

 

(つづく)

 

本日、アップします。「泣けない人」その2

「泣けない人」その2

 

2、Mission.1 訝いぶかしい旅費

 

本日、PM7:00にアップします。

 

ご期待ください。

2022年2月19日土曜日

久しぶりのDIY 屋外用のテーブル作成

屋外の作業用として使っていた木製の机が、長年の歳月を経て、

風雨などの影響で、ボロボロになってしまいました。

 

足の根本は、ボロボロ、白アリも食んだ痕がありました。

 

修理すれば、まだ使えるかもしれないと思ったけれど、

粗大ゴミ回収時に、バラバラにし捨てる事にしました。

 

そして、その代わりにDIYで作ったのが、このテーブルです。

茶色の塗料入りのニスを塗っています。

 

塗装前の机。

 

上部は、フォークリフトで使うパレットです。

 

電動やすりで表面を磨いて、ササクレを無くして、

ニスを塗りました。

 

パレットは、雨天でも使用されるため、

その材は、水に強いため、屋外での使用に適した机となったと思います。

 

 

2022年2月17日木曜日

アイガモ米&アイガモ農法

アイガモ米&アイガモ農法


だいぶ古いものです。
2010年5月6日に下書きしたものを公開します。
       

Posted by Picasa

バンバンジーより、「泣けない人」読者の皆様へ

”truth is stranger than fiction”

「真実は小説より奇なり」

 

私、バンバンジーが経験した、不思議な不思議な体験を記したいと思います。

 

登場人物名は、個人情報保護の観点より変更されています。

組織名等も、架空のものへと変更しております。

 

本ブログ、「泣けない人」を作成するにあたり、今後、より良き、正確な物とするために、

以下の病気・症状に関する情報提供を頂けると嬉しいです。

連載を続ける原動力として、励みにもなります。

 

よろしくお願いいたします。

 

#1 注意欠陥障害(ADD)注意欠如・多動性障害あるいは注意欠陥・多動性障害(ADHD)

#2 前頭側頭型認知症(ピック病)

#3 共依存(きょういそん、きょういぞん、英語: Co-dependency)

#4 HSP(Highly Sensitive Person:ハイリー・センシティブ・パーソン)

 

バンバンジー

 

2022年2月16日水曜日

「泣けない人」その1

1、Mission.1 prologue

今更、社会に出て、自分が活躍する事になるなんて・・・。
引きこもり歴10年を超え、人生の一番脂の乗った時期を無駄に過ごした50代前半の私が、こんな事に引きり込まれる事になるとは、全くもって予想なんかできなかった。

その始まりは、何気なにげない、たった一本の電話だった。

母への電話だったのだが、なぜか、私に代わって欲しい様子だった。

母の弟、私から言うと叔父さんにあたる。名は五十路豊治(いすゞぶんじ)。少々、頭のお堅い、自称物理屋さん。私と比べて言うと、失礼かもしれないけど、物理好き位のおじさんなんだけどな・・・。以前、私がJEMSTACに勤務してた時、当時の理事長の出版した本を叔父さんへ貸したけど、まだ、戻ってこない。今度、遊びに行った時には、必ず取り返してやろう!と思っていた矢先の電話だった。

電話の主である豊治叔父さんは、東京の八王子在住。私の住処は、鹿児島県の霧島。
その距離の離れた所から、私へのリクエストは、なんと、母の7人兄弟姉妹の末っ子の叔父さんの様子伺い、所在確認、安否確認であった。住所は、東京の大田区。つまり、同じ都内在住の兄弟をなぜ、鹿児島の私が様子伺い・・・? 

その末っ子の叔父さんは、豊田守(とよた まもる)叔父様で、他の6人の兄弟姉妹とは、ちょっと異質で、頭の柔らかい人で、僕は、叔父さんと話すのが楽しかった。僕が、学生時代に、守叔父さんが中野に住んでいる頃に、叔父さん家に短期ではあるけど、居候した事もあった。 

外車好きな守叔父さんは、ベンツ、BMW、プジョーなどを歴々れきれき乗っていた。私との待ち合わせ場所に、颯爽さっそうとそれらの車で乗り付け、僕は恐る恐るその助手席、国産車で言うところの運転席側に乗り込む事がほとんどだった。 
ところかまわず、駐停車禁止であろうが、侵入禁止の場所であろうが、私の顔を見つけると側近そっきんまで車で乗り付ける姿には、呆気あっけに取られることが日常茶飯事にちじょうさはんじであった。 

でも、その颯爽とベンツで現れるおじさんの様子を伺う・・・?どう言う事だろうといぶかしがったが、引きこもりから若干だけ脱却した私にとっては、10数年ぶりの東京は魅力的で、二つ返事でその役を引き受けたのであった。 

 

(つづく)
 

この後、午後7:00に「泣けない人」を公開します。

この後、本日、午後7:00に「泣けない人」を公開します。

”truth is stranger than fiction”
「真実は小説より奇なり」

私、バンバンジーが経験した、不思議な不思議な体験を記したいと思います。