2022年3月2日水曜日

「泣けない人」その3

3、Mission.1 下準備(1) 情報収集

アクションするには、すなわち、行動するには、まず、「情報」が必要。

「守叔父さんの家にすぐ近づいてはいけない。」との言葉!が、一体、どういう事なのかを調べなければいけない。

そのような事を考えているときに、豊治叔父さんからメッセージが届いた。

携帯電話のショートメッセージで届いたものである。


「依頼は大田区に居る65歳の弟(君の守叔父さん)のことです。 私は、認知症と診断された妻の介護をしながら家事全般をやっているので様子見に行けません。 2年前からのコロナ禍で守の懸案問題も殆ど進展せずに連絡も途絶えています。 上京して守の家に寝泊して観察して貰いたいのです。 経費を振り込みますので宜しくお願いします。 詳細は電話します。」


「寝泊して」って書いてあるのに、家にすぐ近づいてはいけない???
なぜ・・・??????

疑問を抱えている最中に、電話が音と共に震え、次のメッセージが届いた。


「一応、めぐみ叔母さんにTELして確認して下さい。 又、今のところ建君からの連絡は有りません。」


めぐみ叔母さんは、アメリカのシアトル郊外に住む「私の母の妹」(七人兄弟の6番目)。守叔父さんのすぐ上の姉。
私にとっては、守叔父さんの次に、頭の柔らかい人であり、豊治叔父さんより、ずっと話し易い人。

めぐみ叔母さんの米国の家には、20年程前の事、2度訪れたことがある。一回目は、私一人で行き、1週間の滞在。二回目は、一回目の翌年(アメリカ同時多発テロ事件911のあった年)、私の母、私の祖母(母の母)を伴って、一か月半くらいホームステイをさせて貰った経験もある。

夫はスコットランド系アメリカ人、そして、三人姉妹の母親でもある。なので、私にはアメリカ人の叔父さんと、ハーフの従妹がいるって事になる。

長期間滞在させて貰ったおかげで、なぜ、米国へ移住したのか?など、めぐみ叔母さんの人生にかかわる事まで、色々な話をした事がある。そのため、気心の知れた間柄であり、母の兄弟姉妹の中で、一番、私の人生に影響を与えてくれている人だと思う。

そのめぐみ叔母さんへ電話しろって・・・?

そして、建(たてる)君とは、守叔父さんの二人息子のうちの長男である。その建君から連絡が無い?

この、続いて届いた2通のメッセージでは、より謎が深まっただけとなった。

(つづく)
 

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