5、Mission.1 下準備(1) 情報収集3
最初は、東京旅行のついでに、守叔父さんに会って、そして、鹿児島に戻れば良いなと、考えていた。
が、守叔父さんの連絡を待つ時間と共に、色々な事を頭の中でシミュレーションし始めた自分がいた。つまり、最初の自分の心とは、少しずつ、変化していた。
そこには、遊びに行けるという期待だけでなく、迷い、戸惑い、後悔、不安、勇気などの様々な感情が湧いては消え、また別の感情が湧きと言った風で、色々な感情が入り混じり、
そんな状況で、守叔父さんからの返事を待ちつつ、豊治叔父さんへのメッセージを送信した。
「守おじに、ショートメール入れてま
すが、まだ返事がありません。 遊
びに行くと言う、取っ掛かりを準備
中です。」
2021/11/22 19:22
「めぐみおばさんへ連絡しようと思い
ます。」
2021/11/22 19:23
たて続けに2通ショートメッセージを送信。
即座に、豊治叔父さんより返信あり。
「了解です。ありがとう😊」
2021/11/22 19:24
豊治叔父さんからのその返信を受け、その日の作業は終了とすることとし、ただひたすら、守叔父さんからのリアクションを待ち続ける事となった。
そして、翌朝を迎える事となった。
ひたすら、「待つ」と言うのも、
この頃は、ある意味、返事が無い事を期待している自分も居た。守叔父さんが、何らかのトラブルに巻き込まれている可能性が高まったと、考えられるからだ。
もちろん、守叔父さんがトラブルに巻き込まれていない事が良い事。
そうすれば、ただ単に旅行の途中で、会うだけで済むこととなる。
しかし、様々な感情に
その結果、心だけが、勝手にトラブル解決へのアドベンチャーをスタートしはじめたのである。
高低差約100mの散歩道。いつものルートである。
いつもより興奮しているのか、歩幅が広く、そして、リズムが早いのだろうか、その最も標高の高い所で、いつもより汗ばんでしまい、タオルで髪の毛をひたすら拭く事となった。
息もいつもより上がり、心拍数もだいぶ上がっていた。
(つづく)
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