9、Mission.1 下準備(1) 情報収集7
豊治叔父さんからのメッセージの冒頭は、
「もし、認知症ならば」
で、はじまっていた。
認知症!!!!????
守叔父さんが認知症???
守叔父さんは、私の母の7人兄弟姉妹の末っ子。80代母の弟。
たしか、年の差が15歳くらいだったので、70代ではなく、60代であるはず。
まだ若い!
その叔父さんが、認知症・・・?
あり得るのだろうか?
豊治叔父さんからの言葉は、原文のままでは読みにくいと思われるため、簡単な言葉へ変更して記す。
「(守叔父さんが、)もし、認知症(または、同様の症状)ならば、
私たちの話を理解できないでしょう。
逆に、守叔父さん本人も、私たちに対して、
言いたいことがうまく伝えられないかもしれません。
病気として、認知症と診断されるならば、
自分より10歳近く若い弟が、
なぜ認知症になったのか、理由を知りたい。
アルツハイマーなどの病気による認知症なのか?
それとも、
薬物によるなんらかのトラブルなのか?
アンチエイジングのための薬物治療をしていることを聞いたことがあり、
その影響かもしれません。
MRI検査などで、調べる事ができるかもしれません。
何とかして、病院へ連れて行き、認知症検査を受けさせてください。」
2021/11/23 09:52
といった内容であった。
アンチエイジングのための薬物治療とは、一体なんなんだろう・・・?
そして、病院へ行くと、トラブルが解決するのだろうか・・・?
若年性認知症という言葉を聞いたことがある。若くして認知症を発症する人もいる。守叔父さんがそうなっているのだろうか?
認知症とは、どの様なものなのか?
多少は、理解しているが、どの様にすれば、認知症かどうかを判断できるのだろう・・・?
などと、考えているところに豊治叔父さんより新しいテキストが届いた。
「ところで、めぐみ叔母さんと連絡は取れましたか?
めぐみ叔母には守叔父には、
今回の私達のアプローチは教えない様にクギを刺して置いて下さい。」
2021/11/23 09:58
この言葉の表現は、裏を返せば、守叔父さんには、今後、私が訪問する事を知らせずに、アプローチしろって事を意味している。約束なしで守叔父さんの家へ近づくこととなった!!!!
トラブルの可能性がゼロではないため、念には念を入れ、慎重を期す事となった決定的瞬間であった。
そして、この事柄(守叔父さんに対して、秘密裏に私が行動すること。そして、不用意に近づかないってこと。)が、この後、私を悩ませ、そして、苦しめる事となった。
若干の間があったが、物騒な指示が豊治叔父さんから届いた。
「守叔父を訪問する前には周辺に怪しい気配の有無を確認して下さい。
最悪ので場合は警察官に同行をお願いして下さい。」
2021/11/23 10:03
周辺に怪しい気配の有無を確認する!!!
何を一体、どの様に確認するのか・・・?
最悪の場合は、警察官の同行をお願いするとは・・・?
秘密裏に近づき、最悪の場合は、警察に相談することとなるとは、
一体どんな状況なのか?
ともかく、状況把握しなければ、身動きが取りづらくなってきた。
(つづく)
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