「泣けない人」その6
『6、Mission.1 下準備(1) 情報収集4』
本日、PM7:00にアップします。
ご期待ください。
5、Mission.1 下準備(1) 情報収集3
最初は、東京旅行のついでに、守叔父さんに会って、そして、鹿児島に戻れば良いなと、考えていた。
が、守叔父さんの連絡を待つ時間と共に、色々な事を頭の中でシミュレーションし始めた自分がいた。つまり、最初の自分の心とは、少しずつ、変化していた。
そこには、遊びに行けるという期待だけでなく、迷い、戸惑い、後悔、不安、勇気などの様々な感情が湧いては消え、また別の感情が湧きと言った風で、色々な感情が入り混じり、
そんな状況で、守叔父さんからの返事を待ちつつ、豊治叔父さんへのメッセージを送信した。
「守おじに、ショートメール入れてま
すが、まだ返事がありません。 遊
びに行くと言う、取っ掛かりを準備
中です。」
2021/11/22 19:22
「めぐみおばさんへ連絡しようと思い
ます。」
2021/11/22 19:23
たて続けに2通ショートメッセージを送信。
即座に、豊治叔父さんより返信あり。
「了解です。ありがとう😊」
2021/11/22 19:24
豊治叔父さんからのその返信を受け、その日の作業は終了とすることとし、ただひたすら、守叔父さんからのリアクションを待ち続ける事となった。
そして、翌朝を迎える事となった。
ひたすら、「待つ」と言うのも、
この頃は、ある意味、返事が無い事を期待している自分も居た。守叔父さんが、何らかのトラブルに巻き込まれている可能性が高まったと、考えられるからだ。
もちろん、守叔父さんがトラブルに巻き込まれていない事が良い事。
そうすれば、ただ単に旅行の途中で、会うだけで済むこととなる。
しかし、様々な感情に
その結果、心だけが、勝手にトラブル解決へのアドベンチャーをスタートしはじめたのである。
高低差約100mの散歩道。いつものルートである。
いつもより興奮しているのか、歩幅が広く、そして、リズムが早いのだろうか、その最も標高の高い所で、いつもより汗ばんでしまい、タオルで髪の毛をひたすら拭く事となった。
息もいつもより上がり、心拍数もだいぶ上がっていた。
(つづく)
4、Mission.1 下準備(1) 情報収集2
情報を集める!
数少なく、また、一方的に流れてくる豊治叔父さんのメッセージのみを元にアクションするには、
守叔父さんへ、直接、ショートメッセージを入れてみることにした。
「柑太郎です(^_^)/
ご無沙汰してます、お元気ですか?」
2021/11/22 16:44
以前ならば、ほんのチョッと待っただけで、電話が掛かってきた。のに、
30分経過、
1時間経過、
2時間経過、
なぜか、いくら待っても、そのショートメッセージへの返答は無かった。
豊治叔父さんの指示通り、めぐみ叔母さんへ連絡を取るべきか、守叔父さんへ、再度ショートメッセージを送信するか?
悩んでいるときに、ふと、ある事を思い出した!
守叔父さんは、二台の携帯電話を持っており、仕事用とプライベート用を分けていた。
先ほどは、そのどちらへメッセージ送信したのか、確認していなかったのだ。
送信先の番号を確認すると、仕事用の電話であった。
今日は、お仕事の休みの日かもしれない。
慌てずに、プライベート用の番号を確認し、ショートメッセージを送信した。
「守おじさま
お疲れ様です、ご無沙汰してます。
いかがお過ごしですか?
柑太郎です(^^)」
2021/11/22 18:57
30分経過、
1時間経過、
2時間経過、
4時間経過、
しかし、これまた同様に、いくら待ってもリアクションが帰ってこなかった。
いつのまにか、夜中12時を回っていた。
やはり、何らかのトラブルを抱えているのかもしれない。
引きこもりから若干だけ脱却した私には、トラブルを抱えているかもしれない人へ、直接電話するだけの勇気はなかった。
守叔父さんへ、直接電話を掛けることに
(つづく)
3、Mission.1 下準備(1) 情報収集
アクションするには、すなわち、行動するには、まず、「情報」が必要。
「守叔父さんの家にすぐ近づいてはいけない。」との言葉!が、一体、どういう事なのかを調べなければいけない。
そのような事を考えているときに、豊治叔父さんからメッセージが届いた。
携帯電話のショートメッセージで届いたものである。
「依頼は大田区に居る65歳の弟(君の守叔父さん)のことです。 私は、認知症と診断された妻の介護をしながら家事全般をやっているので様子見に行けません。 2年前からのコロナ禍で守の懸案問題も殆ど進展せずに連絡も途絶えています。 上京して守の家に寝泊して観察して貰いたいのです。 経費を振り込みますので宜しくお願いします。 詳細は電話します。」
「寝泊して」って書いてあるのに、家にすぐ近づいてはいけない???
なぜ・・・??????
疑問を抱えている最中に、電話が音と共に震え、次のメッセージが届いた。
「一応、めぐみ叔母さんにTELして確認して下さい。 又、今のところ建君からの連絡は有りません。」
めぐみ叔母さんは、アメリカのシアトル郊外に住む「私の母の妹」(七人兄弟の6番目)。守叔父さんのすぐ上の姉。
私にとっては、守叔父さんの次に、頭の柔らかい人であり、豊治叔父さんより、ずっと話し易い人。
めぐみ叔母さんの米国の家には、20年程前の事、2度訪れたことがある。一回目は、私一人で行き、1週間の滞在。二回目は、一回目の翌年(アメリカ同時多発テロ事件911のあった年)、私の母、私の祖母(母の母)を伴って、一か月半くらいホームステイをさせて貰った経験もある。
夫はスコットランド系アメリカ人、そして、三人姉妹の母親でもある。なので、私にはアメリカ人の叔父さんと、ハーフの従妹がいるって事になる。
長期間滞在させて貰ったおかげで、なぜ、米国へ移住したのか?など、めぐみ叔母さんの人生にかかわる事まで、色々な話をした事がある。そのため、気心の知れた間柄であり、母の兄弟姉妹の中で、一番、私の人生に影響を与えてくれている人だと思う。
そのめぐみ叔母さんへ電話しろって・・・?
そして、建(たてる)君とは、守叔父さんの二人息子のうちの長男である。その建君から連絡が無い?
この、続いて届いた2通のメッセージでは、より謎が深まっただけとなった。
(つづく)